2014年06月03日

『オールガイド食品成分表2014』

 お買い得過ぎて感動したので、さめやらぬ内にご紹介。

 最近買った本読んだ本を紹介するにしても、どうせならRoppongiExpressの高岡さんが書いた『レースに勝つための最強ロードバイクトレーニング』にしておけよーと頭の中の冷静な小人は囁きますが、この感動を伝えたい衝動を抑えきれませんでした。

 『オールガイド食品成分表』
 タイトルを見れば一発で分かりますが、自転車関連の本ではありません。
 が、自転車に密接に関連するトピックとして私の中で大きな要素を占めている「ダイエット」において、非常に有用だと感じたのであえて記すことにします。

 そもそもは、「スポーツ栄養学」の入門書を求めたのがはじまりです。ネット由来で断片的に栄養学の知識を仕入れてきていましたが、一冊くらいその手の書籍を手元に置いていても良いかなーと思ったので。
 ただ、大型書店(ジュンク堂)に置いてあるスポーツ栄養学の書籍の内容は、大半が知っている基礎知識だったり、ピンとこないオリジナルレシピ集だったり、どうも求めていたモノと少し違う感じです。
 そこで、単なる「栄養学」のコーナーに移動してみます。(スポーツ栄養学は「スポーツ」のコーナー、栄養学は「医療・看護系」のコーナーにある) どうやらこちらの方が内容が充実している感じ。(というか私が想定したのに近い感じ?)
 ただ、タンパク質の代謝とか消化器官・栄養素の詳しい解説とかは、確かに求めていた内容そのものではあるものの、パラパラ立ち読みしているとこの知識が本当に必要なのかという疑問が生じてきます。知識があって損することはありえませんが、この詳細な栄養学の知識は実際のダイエットの場面でそこまで役に立たなそうだという印象を受けます。
 まーつまる所、難解なので買ってまで読みたい気が起こらなかったというだけの事です笑

 そんな状態でふと目にとまったのが、この食品成分表です。

 おおよそ、タイトルから想像できる通りの内容です。
 メインコンテンツは、食品ごとの栄養成分表がずらっと。
 ただ、この手のグラフやら統計やら「表」系の書物は得てして味気ないものと思っていたのですが、あにはからんやフルカラーで食品の写真まで載っており、食品ごとに一口解説やちょっとしたトリビアのコラムまでついています。
 これがパラパラ眺めていて、思いの外楽しいんですね。
 何より素晴らしいのは、情報量の多さです。聞いたことはあっても食べたことのない食品が相当あります。聞いたこともない食品もちらほらと。(いかに自分が食べ物を知らないか思い知らされます)
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大部分はこんな調子。

 本来の用途としての栄養成分表は、ダイエットにおいて非常に有用です。
 私の場合、とりあえず抑えるべきポイントは、「カロリー」そして「タンパク質」だと考えてます。私のダイエット法が、カロリーベースで「消費カロリー>摂取カロリー」を目指しつつ、同時に筋肉維持のためタンパク質を十分量確保するというスタイルだからです。
 栄養成分はネットで検索すればすぐ出てくるので、乳製品・卵・肉・魚あたりのよく口にする食品の栄養成分はある程度大雑把に把握しています。
 この『食品成分表』はオールガイドと銘打つだけのことはあり、原材料系(加工前の食品)については何でも出てきそうです。
 これだけの情報量を使いこなせる気はしませんが、とりあえず手元にあると便利である事は間違いありません。

 栄養成分表以外にも、栄養学の基礎知識がサクッとまとめられていて、私にはこのレベルで必要十分でした。
 他にも、「調理の基本」とか食品添加物等についても軽く触れられています。素晴らしいですね。
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目次

 栄養学の知識が全くない方にはさすがにお薦めできませんが、ある程度かじっているよーというダイエッターの方には使いようによっては非常に役に立つと思います。また、厳密なカロリー計算する方には必須ではないでしょうか。


 あ、本当に感動したポイントは、内容の素晴らしさもさることながら、フルカラーでこれだけの密度を誇りながら「1000円を切る」というお買い得ぶりです。




 ではでは。
posted by みづゐ at 21:16| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月08日

『自転車競技のためのフィロソフィー』【BOOK】


■『自転車競技のためのフィロソフィー

 柿木克之先生による、初の和製パワトレ本。
         


  いきなり衝撃の事実を告白しますと、この記事は1年以上前に(2012年10月1日)に書きかけで放置(というか完全に忘れ去っていた)していたものを再構成したものです。
 当時はパワトレを始めてたった1ヶ月のパワトレ初心者でした。こうして今、約1年半のパワトレといくつかのレースを経験してから改めてこの『フィロソフィー』を読み返すと、当時は気付かず読み過ごしていた重要ポイントの再発見もあり、中々面白かったので、改めて記事にしようと思い立った次第です。
 
 
 ■レビュー

 あの野暮ったい表紙絵はともかくとして、143Pというコンパクトさ、図を多用した読みやすそうなレイアウト、そして1500円という手ごろな価格には、「とっつきやすい」という第一印象を抱きました
 実際、『パワートレーニングバイブル(原題:Training And Racing With a Power Meter)』に比べれば相当読みやすいです。
 

 構成としては、
 前半部(第2章〜第4章)においては、理論寄りのやや抽象的な解説が続きます。(後半に比べると文章密度高いです。)
 後半部(5章〜8章)からは、具体的なトレーニングメニューやトレーニング構成に関する解説です。
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 2章(:「自転車競技に関わる代謝の基礎知識」)を踏まえた上での、4章(:「トレーニングの効果」)こそがこの本のコアパートなんでしょうね。
 2章の内容そのものは、元々、運動生理学関連の知識をある程度持っている人からすれば、基本をなぞるだけで、新鮮さや驚きは無いでしょう。
 しかし、続く4章の科学的観点から裏付けされた分かりやすい解説は、説得力があり、これまで頭の中でもやもやしていた「知識」と「実践」の繋がり・関係性を的確に整理してくれました。まさに「腑に落ちる」という感じ(←※この辺りは最初に読んだときの感想です
 運動生理学の知識がない人にとっては、自転車競技をする上で必要な知識を得ることができる良い入門書にもなりえると思います。勿論、ミソは「知識」と「実践」の関連づけ(=4章)、と、その上でのトレーニング法(=5章以下)な訳ですが。


 そして、後半部の具体的なトレーニングメニューの方は、シンプルかつ自由な印象を受けました(『パワートレーニングバイブル』に比べると)。
 6つの「基本単位メニュー」といくつかの応用メニューを組み合わせて、トレーニングを構成します。構成については、年齢・レベル・目標レースごとに、おおまかな指針や具体例も示されています。もちろん、それらの例を参考にしつつ、自分で考えて、自分の環境に合わせたて構成・計画を作ってくださいということです。

 当然ながら、これまで見たこともないような斬新で画期的な練習法が紹介されている、なんてことはありません。
 強度基準が『LTパワー値』で、「FTP」とは微妙に違っていたり、名称が違ったり(例:「メディオ」→『ミディアムMd』、「ソリア」→『ストロングStr』等)、強度指定範囲がやや大雑把だったりしますが、根本的な所は『パワートレーニングバイブル』と共通しているのではないかと思います。
 
 最初読んだ時には、6つの「基本単位メニュー」の内容を見て、大雑把すぎやしないか? という疑問を抱いたのですが、改めて読み返してみると、実はこの「基本単位メニュー」はまさにこの本の哲学(=4章)を体現したメニューなんだなーと気付きます。
 まぁ、だからといって、練習メニューとして使い勝手が良いかというと、それはまた別の話ですが。正直に言えば私は、パワトレ初心者が『フィロソフィー』のみを頼りにパワトレに取り組むのは難易度が高いのではないかと考えています。主な理由は、強度・時間指定が大雑把すぎるからです。パワーメーターを使っている内に自分なりの感覚が形成されていきますが、最初はできるできないはともかく明確な基準(時間/強度)を示された方が自分なりの基準も作りやすいと思うのですが。
 とはいえ、これは私が『パワートレーニングバイブル』ベースの細かい指定に馴れているから、そう感じるだけかもしれません。先述したとおり、根本は似たようなモンなので、結局慣れと好みの問題かもしれません。

 勿論、練習メニューの組み立て方や考え方が右も左も分からない状態なら、本書も最初の指針としてはそれなり以上に役に立つと思います。


 自分で考えて練習計画・メニューを構成するセルフコーチング式である以上、どんな教本を読んでどんな知識を仕入れようが、最終的に練習内容を決めるのは自分です。
 私如きが言うのもおこがましい(というか説得力がない)ですが、強くなろうと努力していれば自然とトレーニングの知識も増えますし、それらをチャンポンして、次第に自分なりのトレーニング指針や哲学が形成されていくのではないかと思います。
 そして、本書の理論・考え方は、その哲学の軸のひとつとなりうると思います。
 
 ……けど、個人的には『パワートレーニングバイブル』の方が実用的かなーと(←台無し)。


 ではでは。
posted by みづゐ at 22:50| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

【BOOK】『ランニング解剖学』

 
 
 以前から、本屋でチラ読みして、欲しいと思っていた本です。ようやくAmazonで注文して、一昨日届きました。
 
 まだ、隅から隅まで読み通してはいませんが、予想通り素晴らしい内容です!


 このスポーツ解剖学シリーズには、ランニングの他に、『スイミング解剖学』、そして『サイクリング解剖学』(!)があるのですが、ロードバイク寄りの私が、『サイクリング解剖学』ではなく、あえて『ランニング解剖学』の方をチョイスしたのには、2つの理由があります。
 
 一つは、この『ランニング解剖学』では、「循環器系、心肺系の要素」(第2章)、「一般的なランニング損傷」(第10章)という、私が求めていた情報がそこそこ詳しく解説されている点。

 心肺系のトレーニング理論は、根本的な所はランニングもロードバイクも全く共通するはずです。そして、実際に読んだところ、使っている名称は違っても、示している中身はよく似ていると思いました。LSDも、最初はランニングの世界で考えられたトレーニング方法ですし、ランニングのための理論だとしても、十分にロードバイクでも活用することができます。
 そして、私は、ロードバイクの方ではこれまでも雑誌やらなんやらで、色々フォームやケガ(一般的に膝を痛めやすいようです)についての知識を仕入れています(と言っても半年での話だからたかが知れています)が、ランニングについては、雑誌や本を買ったこともほとんどありませんし、ネットで知識を仕入れたりということもしていませんでした。ここらで、ランニングについても故障の危険性を減らすために、なぜ故障を引き起こすか、解剖学的な見地からの知識を身につけようと思ったのです。勿論、この知識もロードバイクでも活用できるはずです。(ロードバイクに限らず、人体の骨格や筋についての深い理解はいかなるスポーツにおいても有用であることは間違いない)
 

 もう一つの理由が、『サイクリング解剖学』の方で紹介されている筋トレが、もう完全にジムでしか出来ないようなマシントレーニングが多いという点。まぁ、立ち読みでの印象ですけれども。その点、『ランニング解剖学』は、ダンベルさえあれば家でも出来るようなトレーニングが多い印象でした。
 ジムに行かない私にとっては、折角紹介されている筋トレが実行できないというのはちょっとツラいものがあるので、まずはあえて『ランニング解剖学』の方を選んだ次第です。



 ただ、この本はあくまでランニングのための「筋トレ」のです。ランニングでよりよいパフォーマンスを発揮するためにどの筋肉を鍛えるべきか、またそのトレーニング方法について解説されています。
 白眉なのは、個々の筋肉について、その筋肉を鍛える意味(ランニングにおける)が、「ランニングとの関係」と題して丁寧に解説されているところです。
 また、『解剖学』と称するだけあって、筋肉や関節に関する解説が、図をふんだんに用いて非常に詳細なのもステキです。この解剖学的な解説だけでもこの本を買う価値があるかもしれません。真っ当に医学書系で解剖学の本買ったとしても、予備知識のない一般人には使いこなしきれませんからね。(ここで、使いこなすというのは、ロードバイクなり自分のやっているスポーツに対してその解剖学の知識をかみ砕いてフィードバックするという意味です)


 メインのトレーニングについては、大まかな部位(上体・腕と肩・コア・大腿部・下腿と脚)z111009_1249~01.jpgごとに、章立てされています。
 章の最初に総論的な解説があり、次に2ページに1つずつトレーニング方法が紹介されています。
 ←コアについての解説。コアってのは、いわゆる体幹ですな。
 
 ただ、肝心の日本語訳が、かなりヘタだというのが惜しい点。これ以外は完璧なんですけどね。もう少しまともな訳者は準備できなかったのか……

 図が多いのは、本当に助かります。
 理解が深まります。



 |-`).。oO(ランニングしているときも、ロードバイクに乗っているときも、自分がどの筋肉を使っているかしっかり意識できるようになれればいいなぁ)
 

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posted by みづゐ at 13:51| 兵庫 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月02日

funride 古本2冊

 ロードバイクのトレーニングについて調べるため、2009年11月号と2010年5月号のfunrideをポチりました。古本なので、本体(100円)より送料(250円)の方が高いという謎状態。

 funrideは、いつも表紙が可愛いおねーさんだったりして、軟派なのかなーと思っていましたが、むしろBiCYCLECLUBよりも記事がしっかりしている印象を受けました。(中身のあるページが多い)

 特に2009年11月号の方は、心拍数ベースのトレーニング(主にLSDだけど)とパワーメーターベースのトレーニング(メディオやらソリオやら?)が両方紹介されていて、今後の参考になりました。

 ただ、パワーメーターはかなり高額(安いと言われている機種ですら20万!!)なので、導入は遠い未来の話になりそうです・・・・・・。


 心拍数は運動強度の基準としては精度が怪しいらしいですが、現実問題手元には心拍計しかないので、心拍数ベースのトレーニングを行う他ありません。
 とりあえず、自分の最大心拍数とLTの運動強度(心拍数)を計測することから始めようかなぁ、と考えています。
 
 まずは、己を知ることから。
posted by みづゐ at 12:59| 兵庫 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月30日

汝、乳酸を愛せよ【BOOK】


 今日は、トレはお休みして、読書にまとまった時間を使えました。


 とりあえず、『乳酸を活かしたスポーツトレーニング』を読了。

 タイトルに「乳酸」とうたわれているように、乳酸がテーマです。

 が、これを読めば、運動におけるエネルギー代謝は「乳酸」抜きではほとんど語れないことが、すぐにわかります。

 乳酸を軸にしながら、運動とエネルギー代謝全般について分かりやすく解説されていました。 
 
 これまでの私の、運動とエネルギー代謝関する知識がいかに誤りに満ちていて(特に乳酸に対する誤解と不見識。例えば「乳酸は疲労物質に過ぎない」「乳酸は無酸素運動でしか発生しない」は典型的な誤解でした)、断片的で半端なものでしかなかったか思い知らされました。
 一応この1冊により、断片化した知識は統合され、最低限の理解には達した気がします。


 まぁ、その知識が具体的にどのようにトレーニングの改善に結びついていくかは未知数です。
 というのも、この本は理論的な話がメインで、LT(乳酸性作業閾値)をトレーニングの指標として活用しましょう! ということは述べられていますが、具体的にどのようなメニューを組むべきかまでは軽くしか触れられていませんので。
 

 ただ、トレーニングの最中、自分の身体に何が起こっているかは(なんとなく)分かるようになったはずです! 
 
 私はこれからは、トレで運動強度上げてしんどくなったら、「あ〜LT超えてる〜血中乳酸濃度が上がってきてるぜぇえええ!!」って心の中で叫ぶのでしょう。
続きを読む
posted by みづゐ at 21:37| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ◇BOOK | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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